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世界を知る 2015.11.30

温泉は飲むと良い!?フランスのスパ文化の中心地ヴィシーに学ぶ、温泉療養の魅力とは?

エビアンやボルヴィックといった、ミネラルウォーターの産地として世界的に有名なフランス。

多くの水源や源泉があるこの国には、「温泉療養地」と呼ばれる多数の温泉地が存在します。そして、温泉療養にはフランスで発展してきた、独自の療法があるのです。

特に、「水の都の女王」とも言われるヴィシーは、古代ローマ時代から温泉地として広く知られる湯治のメッカ。その歴史を紐解きながら、フランス最大級の温泉療養地で行われている健康法を紹介します。

 

温泉は医療行為!?100カ所以上もあるフランスの温泉療養地とは

「温泉」と聞くと、日本では日々の疲れを癒すリゾート地としてのイメージが強いと思います。

しかし、フランスで温泉といえば立派な医療行為のなされる療養地。温泉療養を受けることに社会保険が適用されるほどです。各地の温泉には専門医のいる医療施設が併設されており、多くの人々が病気を治すために温泉療養地を訪れるのです。

このような温泉療養地が、フランス国内にはなんと100カ所以上!医療施設で専門医の指導のもと温泉に入るだけでなく、温泉を飲んだり、蒸気を浴びたりと多岐にわたる、フランス流の湯治メソッドを見ていきましょう。

 

温泉で何が治療できるの?4つの代表例に見る温泉療法のすべて

フランスにおける温泉療法は、子どもの発育障害から大人の男女に多いリウマチにいたるまで12種ほどの疾病治療が可能とされています。

温泉は含有成分によって種類が分類され、それぞれ効能も変わります。炭酸が含まれた二酸化炭素泉、重曹が含まれた炭酸水素塩泉、マグネシウム・カルシウム・ナトリウムなどが多く含まれた硫酸塩泉など、他にも様々な種類の温泉がフランス国内には存在しています。

【代表的な温泉療法】

入浴

 治療の一環として行われる入浴は、全身を温泉に浸かるため、
 関節痛などのリウマチに対する効果があるといわれています。

飲泉

 温泉を飲む治療法。温泉を直接身体の中に取り入れるため、
 成分の効能が得られやすい治療法といえるでしょう。
 処方のされ方としては、アルプス地方のブリド・レ・バンに
 代表される「34度以上の熱泉と25度未満の冷泉を一日に三回飲用」
 などがあります。

うがい・吸入

 口に含んでのうがいや、霧状にした温泉水の吸入による治療法では、
 喘息などの呼吸器に効果的とされています。

シャワー

 温泉シャワーによる水圧マッサージ。特に有名なヴィシーシャワー
 と呼ばれるマッサージは、脚・腕・背中など全身のツボを刺激する
 ことで血行促進効果やデトックス効果が高まるといわれています。

 

数多くの温泉療法を有する、フランス最大級の癒やしの都「ヴィシー」


Photo By jean-louis Zimmermann

フランスにはシャテル・ギュイヨン、ロワイヤ、ラ・ブルブールといった有数の温泉地が東西南北にありますが、中でも前述の温泉療法を数多く有するのがフランスの中央部に位置する「ヴィシー」。

古代ローマ時代から温泉地として知られ、王朝時代には王侯貴族がバカンスに訪れていたほど。特にナポレオン3世が温泉治療で訪れた際に、街の整備を行ったことで温泉保養地として繁栄し、後に「水の都の女王」と呼ばれるようになりました。

それから源泉公園や温泉療養施設が作られ、街のあちこちで飲泉や天然のミネラルウォーターを汲んで飲めるようになっています。


この地は、ミネラルウォーター「ヴィシーセレスタン」の産地としても知られており、同商品は今や世界各地で販売されています。

この世界的な人気の背景には、ヴィシーから湧き出る水に含まれる、「重炭酸塩」という成分に注目が集まっていることが挙げられます。「重炭酸塩」は消化器系や呼吸器系の疾患に効果があるほか、皮膚病、糖尿病、肝臓病、痛風、切り傷、やけどといった疾患にも良い働きを及ぼします。

 

キーワードは「重炭酸塩」。フランスの温泉文化を日常的に楽しむ方法

湯船に体を沈めてゆっくりと温泉につかることが主流の日本人と違い、飲む・浴びる・うがいをする・マッサージをするなどフランスでの温泉療養の仕方は実にバリエーション豊か。

そんな日本人にとって新鮮に映るフランス流の温泉の楽しみ方を、私たちが気軽に体験する方法としてオススメなのは、「重炭酸塩」の多く入ったミネラルウォーターを飲むことです。フランス有数の温泉地ヴィシーでの飲泉法に近い療法を、ペットボトル1本で簡単に日常に取り入れることができるのです。フランス生まれのお水、ヴィシーセレスタンは、日本ではコチラのサイトから入手可能なようです。

あなたがすべきことは、ペットボトルのキャップをひねり、グビリとカラダに重炭酸塩をチャージすること。たったこれだけで取り入れられる、湯治大国フランスの恵みをぜひお試しあれ!

参考文献:
川村憲司(医学博士) 総監修/塩川美子・勝部愛・村井貴臣・藤本朋美 編『炭酸BOOK 冷え取り健康ジャーナル50号』健康ジャーナル社
成沢広幸 著『経済学論集 現代フランスの温泉事情 第9巻第2号』宮崎産業経営大学経済学会

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